2015年4月27日月曜日

水原2

青木くんがネタ切れっぽいのでお手伝い。

しかし水原は作文が苦手な子供だった。
小学生の頃,先生は国語が専門だったようだ。
国語の授業には気合いが入っていた。
教科書を読み進め,一つのお話が終わると必ず読書感想文を書いた。
しかし水原は作文が苦手だったのだ。
小学二年生のとき,スイミーを読んだ読書感想文を書けと言われて悩んだ。
悩み,まず名前を書いた。さらに悩んだあと,タイトルは決まった。
「スイミーを読んで」
また悩んだけど,無理だった。
スイミー読んだ感想を捻り出せるほど感受性が成長してなかったんだろう。
一文字空けて,スイミーのスを書いたところで寝た。
先生は俺を起こさなかった。
その作文は今もタンスの奥に眠っている。

夏休みにも何か適当な本を選んで読書感想文を提出するのが,義務だった。
大変だった。
苦労したので,読書感想文に何を書けばいいのか,yahoo知恵袋かなんかで検索した覚えがある。
たしか小学6年生の頃。
なんか,自分の個人的な体験に結びつけろ的な事が書いてあった。
「光陰矢のごとし」みたいな言葉があったら,自分が「光陰矢のごとし」だと思った出来事について書けと。
そんなんじゃ何読んだって無理やり結び付けてるだけじゃねえか,だったら読書感想文じゃなくて光陰矢のごとし体験談にしろよ!と思ってからは,読書感想文を書くというのは諦めて個人的な体験談400文字かけるX枚持ってこい問題だと思って頑張った。

ここまで595文字。昔はスイミー読んでも1文字しか書けなかったのに成長したもんだ。
新井先生,私は立派に大人になりましたよ。いえい。

青木くん毎日頑張ってね。